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ソーシャルワーカーとは

ソーシャルワーカー

ソーシャルワーカーとは

ソーシャルワーカーとは、病気や怪我などで自立が困難な人の相談に乗り、生活保護や各種福祉サービスの活用法を示して支援する職業の総称です。
日本では1960年に日本ソーシャルワーカー協会が設立され、徐々にこの言葉が使われるようになりました。
総合病院の「医療相談室」や、行政の福祉窓口などに駐在し、社会福祉士や精神保健福  祉士などの国家資格を持っている人も多い。

ソーシャルワーカーの歴史として、世界的に医療ソーシャルワークが始まったのは1895年のイギリスで最初のワーカーが配置されました。当時COS(慈善組織協会)の総領事であったチャールズ・ロック鄕は、施療を組織的に行うことを考えました。救貧法による施療は、貧困者対策の一つでしたが、受診する患者が増加したにもかかわらず、入院できる者はわずかでした。そのため、本当にに医療が必要な者を選定することが必要になりました。そこで、施設への入所の可否を決定する役割を担っていた役人の名称である「アーモナー(アルモナー)」が病院にも必要とされるようになりました。世界で最初に病院に採用されたのは、COSの地区書記をしていたメアリー・スチュアート(Mary Stewart)でした。

一方アメリカでは、1905年にリチャード・キャボット(Richard C. Cabot)博士が、マサチューセッツ総合病院に、ガーネット・イザベル・ペルトン(Garnet Isabel Pelton)を採用したのが最初と言われています。彼女は就任8ヶ月あまりで病気で退職しましたが、その後に採用されたアイーダ・キャノン(Ida M.Cannon)は、世間に理解が得られない中、苦労しながら、徐々に病院内にソーシャルワークの機能を認めさせました。キャボット博士は、毎日の診療の中で、患者の生活背景や家族状況、経済的状況などの細かい生活における状況が分からなければ、本当に病気の原因を特定し、その患者にあった治療や療養方法を提示できないと考えていました。しかし、医師としての限界を感じ、当時、地域において既に活動をしていたソーシャルワーカーを知り、そのソーシャルワーカー機能が病院の中においても重要であると感じたのでした。

 

また、日本の医療ソーシャルワーカーの第一号は、浅賀ふさといわれています。1929年、アメリカで学んだ浅賀が聖路加国際病院に勤務したことに始まります。しかし、戦前はなかなか普及せず、戦後になってGHQ主導のもと、1947年保健所法第二条第六項に「医療社会事業員」を置くことが規定されました。翌1948年に、モデル保健所であった東京、杉並保健所に最初の医療社会事業員(いわゆるメディカル・ソーシャルワーカー)として、出淵みやこが配置されました。1950年には、全国704ヶ所の保健所中150ヶ所に、1951年には240ヶ所に配置されました。一方、日本赤十字社のちに全国社会福祉協議会にて、医療社会事業員長期養成講習会が開催されるようになり、病院等への配置もすすんでいきました。